耐震診断・補強設計アイコン 設備改修コンサルティング

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生活のライフライン 給排水設備改修の提案
K.D.S九州では、大規模な改修に加えて、給排水設備の改修についても提案を行っています。
この設備の改修は、部位によりますが10年から30年ごとに行うことが推奨されています。
ただし、劣化が目に見えにくいため、専門家による詳細な調査と診断が必要です。
また、給排水だけでなく、電気設備などの付随する設備改修についても対応しています。

設備改修コンサルティングの手順

  • STEP01

    改修に向けた調査

    給排水や電気設備の劣化状況を把握するための調査を行います。図面を確認し、現状と照らし合わせて、部位の劣化やサビ、損傷、予測される劣化などに関する報告書を作成します。

  • STEP02

    改修計画の立案

    調査結果を基に、改修が必要な項目の詳細、予定されるスケジュール、予算に関する計画を提案します。施工後のイメージや使用する材料、材質についても詳細に説明します。さらに、将来的な中長期的な改修計画に関しても案内します。

  • STEP03

    施工の開始

    定められた工事範囲と予算に基づき、施工業者を選定し、計画に沿った工事の開始を行います。

    住民への事前説明会や、日常生活に影響が出る可能性のある事項(例えば断水など)に関する案内は、我々が責任を持って実施します。

設備調査の概要

排水管内視鏡調査

排水管内部に内視鏡を挿入して、配管の腐食や閉塞状況などを検査します。配管の劣化度と配管材料を確認します。

給水管抜管調査

給水管の一部を取り外し(抜管)、年数による劣化や管内の閉塞状況を調べます。取り出した管の厚さを測定し、推定される残存寿命を算出し、将来の修繕時期の判断材料にします。

給排水設備の主な調査項目

  • 外観目視調査:管外側の劣化状況を検査します。
  • 管内視鏡調査:接続部や曲がり部、錆の状態を検査します。
  • 給水管・排水管サンプリング調査:材質の劣化を調べます。
  • 水圧・水量調査:供給される水の圧力と量を検査します。

調査結果に基づいた適切な診断報告書を提出し、中期から長期にわたる修繕計画を策定します。

電気設備調査例

絶縁抵抗検査

器具の老朽化や配線からの漏電など、目に見えない電気設備の不具合を特定するために絶縁抵抗を測定します。

設備改修設計の事例紹介

共用排水管のリニューアル

建物の概要

10棟構成、各3~6階建て

改修の詳細

キッチンの排水管が鋼管(SGP管)であり、劣化と閉塞が進行していたため、塩ビ管への更新を実施しました。

SGP管閉塞の断面

給水方式変更

給水システムの改良

階段室型、5階建てマンション

改修の詳細

「直結増圧方式」への給水方式の変更により、大容量の受水槽を撤去し、その空間を駐車場として新たに活用しました。

改修前の受水槽